アイコンと用語集
当ウェブサイトで使うアイコンが示す名称は以下となります。
- マイクログラビア
- スロットダイ
- バンクコーティング
- スラリー、粉体分散・塗料化
- 委託試作
- アニール
- 高温熱処理
- 過熱水蒸気炉
- 熱ラミネート
- 真空乾燥炉
- UV照射装置
- スリッター装置
- 装置販売
- ウェットラミネート
- 両面塗工
- コロナ処理
- ドライラミネート
- ラボの開発商品
- 窒素パージ
行 | あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | |
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英 | I | B | D | F | P | M | U | R | S | W |
用語 | 解説 | 関連用語 |
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あ行 | ||
IR(アイアール)ヒーター | 赤外線ヒーター。コーティングプロセスの乾燥で用いる。当社では、セラミックスコーティングを表面に施した金属プレートをヒーター加熱したものである。 | |
ITO (アイティオー) | Indium Tin Oxide。酸化インジウム(In₂O₃)と酸化スズ(SnO₂)の混合物である酸化インジウムスズの略。それぞれの比率を変えることによりITO膜の抵抗値や透明度に影響する。成膜には、用途によってスパッタリング・真空蒸着などのPVD(物理的気相法)や、CVD(化学的気相法)、塗布などが用いられる。 | |
一次結合力 | コーティング過程においては、コーティング材と被着体の間の化学的相互作用(共有結合や金属結合、イオン結合など)を指す。 | |
Wet (ウェット) ラミネート | コーティングした後に、コーティング剤が乾かないうちに、別の基材を貼り合わせるラミネート方式。 | ドライラミネート |
Wet on Wet ウェットオンウェット | 未乾燥状態のアンダーコート層の上に、直接トップコートを施す塗工方法。 | |
Web ウェブ | コーティング加工において、紙・フィルム・金属箔の様な柔軟な連続体を指す。 | ロールコーター、枚葉 |
押出ラミネート | 加熱溶融した樹脂を基材フィルムの上に押し出すことにより、基材同士を貼り合わせるラミネート方式。 | ラミネート |
か行 | ||
カーボン | 炭素のことで元素記号はC。炭素は地球上に14番目に多く存在する原子で、さまざまな形で存在する。 材料の観点からは、炭素単体を意味し天然黒鉛や主にコークスから工業生産される人造黒鉛や無定形炭素(炭素質カーボン)などがあり、その他、コークス、活性炭、 カーボンブラック、そして最近では炭素繊維などがある。カーボンは熱的にも化学的にも極めて安定的な物質であり、導電性もある。 |
カーボン塗料 |
カーボン塗料 | 一般的な呼び名で、カーボンからなる材料を塗料化したもの。用途や種類は様々で、主には導電性塗料や顔料塗料である。 | |
ガイドロール | ロールtoロールプロセスで走行するウェブを搬送するために用いられるロールのこと。 | |
カウンターフロー | コーティングプロセスにおいて、乾燥方式の一種。ウェブに対して平行に且つ進行方向とは逆方向(カウンター方向)に風が流れる乾燥方法。コーティング膜に風を直接当てないため、マイルドな乾燥となる。 | |
加熱処理 | 熱を加える処理のこと。コーティング膜を加熱することで硬化反応進めたり、フィルムを加熱することによりひずみを緩和したりする。 | |
基材 | 製品や化合物のもととなる材料。コーティングプロセスにおいては一般的には被塗工材(フィルムなど)のこと。 | |
クリーンルーム | 空気中に浮遊する微粒子や微生物が限定されたレベル以下の清浄度に管理されており、不純物やゴミを持ち込まないようにするための空間。 | クリーン度 |
クリーン度 | クリーンルーム内の浮遊塵埃を体積あたり何個の微粒子が含まれているかによってクラス分けした清浄レベル。 | クリーンルーム |
グラビアロール | 表面に微細な彫刻加工(斜線型、格子型など)を施した金属ロールのこと。当社では、斜線型の小径グラビアロールを使用した「マイクログラビア塗工」を行っている。 | |
結晶化 | コーティングにおける結晶化とは、X線構造解析で結晶性を有すると判断される程度に結晶性を有する部分が存在している状態(すなわち、部分的であれば非晶質部分が含まれていてもよい)を指す。 | |
原反 (げんたん)、本原反 | 加工する前の材料、基材。 | |
コーター | ベースとなる材料に塗工液を均一に塗布して薄膜を形成するための機械。同義語は塗工機。 | グラビアロール、スロットダイ |
コーティング | フィルムなどの基材の上に塗剤を塗布すること。 | |
コロナ処理 | プラスチックフィルム、紙、金属箔、樹脂成型品などの処理基材表面をコロナ・プラズマ放電照射により改質させる表面処理技術。 | |
さ行 | ||
スジ引き | 塗工面に生じる欠陥。 | |
スプレーコーター (スプレイコーター) | コーティング液を霧状(ミスト)化し、基材に噴霧する装置および方法。主に立体物へのコーティングに用いられる。 | スラリー |
Slurry スラリー | 固体粒子が液体の中に懸濁している泥状、または、かゆ状の混合物。泥漿(でいしょう)とも呼ばれる。 | スプレーコーター |
スリッター | 巻き出したシート状の長尺物を、任意の幅に切断し、その切断された材料を再び巻き取るロール加工機械。 | |
スロットダイ | 液体を対象物にコーティングする際に使用する工具。塗布口を有する上下の本体と左右のエンドプレートを合わせた構造となっており、塗布液は本体のマニホールドという液溜まりから刃先へ押し出され、対象物に均一にコーティングされていく。 | |
セラミックス分散液 | セラミックス粒子を含む流動性のある液体。コーティングにおいては、塗布膜を形成する用途に使う。 | ポリマー分散液、セルロースナノファイバ分散液 |
セルロースナノファイバ分散液 | 木質繊維(パルプ)をナノオーダーにまで微細化したセルロースナノファイバーを水などに分散したもの。 | セラミックス分散液、ポリマー分散液 |
た行 | ||
多孔質フィルム | 通気性、透湿性にすぐれ、さらに耐摩耗性や摺動性、加工性も備え、ガラスやセラミックの吸着固定に適したフィルム。 | |
Die、ダイ | 固体の材料をもとに形を作る「型」を意味する。 | スロットダイ |
中空塗工 | ガイドロールやバックロールなどの支持がない状態で塗工すること。 | |
ディスペンサ | 塗液定量吐出装置。 | |
ディッピング | 塗料や薬液の中に、基材(多孔質フィルムや紙など)をどぶ漬け (浸す) するコーティング方法。 | 熱風乾燥 |
Dry (ドライ) ラミネート | 接着剤をコーティングした後に、その接着剤を乾かしてから貼り合わせるラミネート方式。 | ウェットラミネート |
Doctor Blade、ドクターブレード | 彫刻ロールなどの凹版に接触させて、余分な塗料を掻き取る機械部品。ラボではマイクログラビアで使用し、材質も塗料に合わせてスチール製やプラスチック製などを使用。 | グラビアロール |
な行 | ||
ナノテクノロジー | 原子や分子の配列をナノスケール(10億分の1)で自在に制御することにより、目的の性質を持つ材料や機能を備えたデバイスを実現し、産業に活かす技術。 | |
熱風乾燥 | コーティング後の基材表面に、ヒーターなどで温めた空気を送ることで乾燥させる手法。熱風の温度や風量を調節することで、乾燥の状態の改善が可能。 | ディッピング |
は行 | ||
パターンコート | 塗工ヘッドの操作や塗料供給の操作を制御することで、均一のパターンでコーティングすること。パッチコートとも言い表す。 | |
Barrel、バレル | 塗液を格納する容器。 | ディスペンサ |
ビード | 塗工ヘッドと動く基材の間に発生する「液溜まり」のこと。 | |
表面改質 | 材料表面に特殊な処理を施し、組成や構造を変えること。具体的には基材表面の組成や構造をイオンや熱エネルギーなどによって変化させ、表面の性質を変えることを指す。 | |
Filler、フィラー | 樹脂の機能を高めるために充填する無機または有機性の微粒子。ナノテクノロジーの発展に伴い、粒子径はミクロン、ナノ単位の超微粒子のフィラーが注目されている。 | |
フィルタリング | 塗料の中の異物、ゲルなどをフィルターを通すことで除去すること。 | |
フローティングドライヤー | 熱風により基材を浮上させ、上下から乾燥を行う方法。接触不可なシートの乾燥に用いられる。 | |
PETフィルム | PET(ポリエチレンテレフタラート)樹脂を加工した高分子フィルム。 | PP |
PPフィルム | PP (ポリプロピレン) 樹脂を加工した丈夫で、しかも柔軟性を兼ね備えたフィルム。 | PET |
ポリマー分散液 | 加工しやすく液状にした重合体化合物。センサー、触媒コーティング、燃料電池用の薄膜など電気化学用途だけでなく、医療関係の分野でも用いられる。 | セラミックス分散液、セルロースナノファイバ分散液 |
ま行 | ||
枚葉 (まいよう) | 1枚、2枚と数えることができる「ロール (まきとり)」でない状態。一定の大きさにカットされてある。単板と表記することもある。 | |
耳立ち | 塗工(塗布)欠陥のひとつ。塗工面が均一にならず、塗工幅の端部または両端部で塗工厚が大きくなる。 | |
Mold、モールド | 溶けた材料から形を作る「型」を意味する。 | |
や行 | ||
UV硬化 | 紫外線硬化とも呼ばれる技術。コーティングや接着剤などの硬化を、紫外線を使って行う方法。 | |
UVコーティング | 外線照射により樹脂塗膜が硬化する塗装技術。 | |
ら行 | ||
ラミネート | 基材を貼り合わせること。 | |
リバースキス方式 | フィルムの進行方向に対してロールが逆回転して溶液を塗布する方式。 | |
Ribbing、リビング | 塗工欠陥のひとつ。基材が走行する方向沿って塗工面にできる、周期的な畝状(縦筋・リブ状)の表面欠陥。速度が速い場合に発生しやすい。 | |
離型フィルム | フィルム表面にシリコーン等の処理をし、塗工物を剥離できるように加工したフィルム。 | |
Roping、ローピング | 塗工欠陥のひとつ。塗材を塗布するロールに生じる筋模様。液の粘度が高い、または、ロール周速が速いほど生じやすい。 | |
ロールtoロール | 枚葉方式と比較して、コスト削減、高い生産性、連続処理、安定処理を可能にした搬送方式。従来では不可能であったフィルムの歪を補正して、高精度な塗布を実現する。 | |
ロールコーター | フィルムやシートなど平面形状のものにローラーを用いた塗布。 | ウェブ |